相撲

大相撲 横綱白鵬の強さ

現在の大相撲界で最も有名な力士といっても過言ではないのが、ムンフバディーン・ダワージャルガルこと、第69代横綱である白鵬です。

入門当時の小柄な青年は、2001年の初土俵から今日に至るまで、様々な記録を打ち立ててきました。中でも、2017年7月場所終了時点で、歴代1位となった通算白星数1050勝はまさしく大記録であり、しかもまだまだ現役として無類の強さを保ち続けているため、今後どこまで記録を伸ばすことができるのか注目されます。

白鵬が横綱に昇進した当時、すでに横綱として圧倒的な強さとカリスマ性で人気を博していたのが朝青龍でした。性格的にそりが合わなかったり、そもそもライバル同士という関係であったりしたため、度々衝突を起こすことがありましたが、それでも同じモンゴル出身として自身を気にかけてくれたとして感謝を述べる一面もあり、またその頃の大相撲は、この二人の戦いが非常に人気を博していました。

2017年7月現在、白鵬を含めた4横綱時代となっていますが、その中でも抜きん出て力を発揮しているのは、やはり白鵬となっています。その力の源は、生まれつきの才能もありながら、モンゴルの大自然で伸び伸びと過ごしてきたことや、厳しい相撲界でも決して逃げることなく、ひたむきに努力を重ねる精神力の賜物といえるでしょう。