大相撲 力士

日本の国技大相撲の力士とは

大相撲の力士は頭に髷を結いまわしを締めて裸一貫という言葉がぴったりの当に己の力が頼りという粋を感じさせる存在です。18年ぶりに誕生した日本出身横綱稀勢の里や御嶽海等の活躍もあって大相撲人気は近年になく高まっていますが、力士は義務教育を修了した健康な男子で、身長・体重など一定の基準をクリアしていなければなれません。

そして、日本相撲協会所属のいずれかの相撲部屋に所属し、部屋の師匠・親方の指導を受けつつ精進することになります。部屋の師匠を通じて本場所前の新弟子検査を受け、身長167㎝(ただし、中学卒業見込み者で3月場所前の検査を受ける時は165㎝)、体重67㎏が最低必要で、年齢は23歳未満ですが、協会が認めた大学あるいは社会人の大会において一定の成績を残している場合には25歳未満です。遠藤、御嶽海などはこの例であり、稀勢の里や新大関高安等は中学卒業してすぐに入門しています。

幕下の貴源氏等これまで経験がなく入門してくる人もいて、親方にとっては育てがいがあることです。新弟子検査、健康診断を通過してはじめて力士となることができますが、様式美や礼法が確立され、潔さと芸術性、神秘性等から外国にも評価の高い大相撲ですから今後も若い人達の活躍と入門が待たれるところです。

歴史 力士のフィギュア

日本の大相撲の歴史は古代にさかのぼります

相撲の歴史は古代にまでさかのぼります。その起源は神事であったこと、今も瀬戸内海の大三島にある大山祇神社にそれが残っていますが、農耕民族であった日本において米の収穫は大変重要なことでした。

目に見えない稲の精霊と人間が相撲をとって精霊が勝てば豊作であるとして最後は人間が負けるというストーリーの一人角力がその例です。その後中世に至って、戦国の世では武士の力比べとして盛んになりました。織田信長は試合に勝った者を召抱える等しまそたが、世の中が落ち着いてきた近世に入ると、戦のための力比べというのではなく力自慢の者を集めて興業として行われるようになりました。

神社等での勧進相撲が行われたり、あるいは大名家が力士を召抱えたりするようになります。どこそこの大名家が抱える力士であることを観客に知らせたのが現在、大相撲中継において出身地や所属部屋の紹介という形で行われています。日本の国技ともいわれるスポーツですが昭和39年入門の高見山を最初として相撲の国際化が始まり、現在は外国出身力士が大活躍するようになりました。

大相撲

日本の大相撲のスケジュール

日本の国技である大相撲は、毎年決められたスケジュールの基づいて日本の各地で巡業を行っています。大相撲は一年間に六回の巡業を行っていますが、これらの六つの巡業はその成績によって力士の地位が変化することから本場所と呼ばれています。

本場所は毎年、東京と大阪、名古屋、福岡の四つの都市で開催されています。東京以外の場所では一年間に一度しか興行がありませんが、東京だけは一年間に三回本場所が開催されています。一年間に本場所が開催される時期も定まっていて、東京は一月と五月と九月大阪では三月名古屋では七月福岡では十一月に開催されています。それぞれの場所は十五日間続けて開催され、各力士は一日ごとに一人ずつ異なった相手と対戦します。

この十五日間の成績によって幕内や十両など力士の地位ごとに、各場所の優勝力士が決まります。本場所が始まるのは各月の第一日曜日もしくは第二日曜日です。そのため千秋楽も日曜日に開催されます。

横綱

日本の国技大相撲入場券の求め方は

稀勢の里が横綱に昇進し、19年ぶりに日本出身の横綱が誕生したこと等により大相撲人気に拍車がかかっています。入場券を手に入れる方法は、インターネット、電話、国技館等窓口で直接、コンビニで購入等の方法があります。

インターネットで購入する場合には、先行抽選による場合と一般発売とがあります。先行抽選とは一般発売に先駆けて受付期間内に申し込んだ人の中から抽選でチケットを購入できるシステムですで、先着順での購入による一般発売より便利な面があります。入場券には前売り券と当日券がありますが、人気の高まりを受けて、東京での9月場所の前売券は国技館窓口では販売しないことになったので注意が必要です。ただし、当日の自由席券は国技館窓口で販売されます。

発売される入場券の種類は開催場所・会場により異なります。国技館ならマス席は1マスに4人定員の桟敷席で税込38,000円から、椅子席は1人3,800円からです。名古屋で開催の7月場所はすでに全日程の前売券は販売終了ということで取組当日の自由席券のみ7時45分から愛知県体育館大相撲当日券売り場で販売されます。大人2,900円、子供200円です。